セイコー　クロノグラフ　SND367PC

セイコーのクロノグラフ「7T92-0DW0」は、いわゆる逆輸入モデルです。セイコーの逆輸入モデルは多くのネットショップで販売されており、実店舗では大手家電量販店やセイコーのアウトレットでも販売されています。 7T92-0DW0はロングセラーモデルで、現行モデルの型番は「SND367PC」ですが、裏蓋には「7T92-0DW0」と刻印されています。正確にはスピリット「SBTQ041」（定価15,000円）の海外仕様ということになります。 ケースはステンレス製でベゼルはタキメーター付き。リューズガードが付いていますが、リューズはねじ込み式ではありません。ベルトもステンレス製で三つ折・ダブルロックです。 ケースは中国製ですがムーブメントは日本製の「7T92A」です。機能としては1/20秒クロノグラフ、スプリット機能、カレンダーなど。時針・分針とインデックスはルミブライトです。電池はSR927SW。 このSND367PCは何といってもデザインが「カッコよい」です。日本では高級時計といって、けっこう値段が高い時計でも、宣伝用の写真はカッコよいのに、売り場で実物を見ると「ガッカリ」というものも少なくありません。でもSND367PCは変にテカテカ光っている宣伝用の写真よりも、実物のほうがカッコ良いです。 持っている人には可哀想な話かもしれませんが、実際のところタグホイヤーなど海外メーカーの安いクロノ（それでも価格10万円以上する）には、けっこうETAやミヨタの安いムーブメントが使われています。これらは価格的には20〜30ドルぐらいのムーブメントですので、内容的にも性能的にも「7T92A」とたいして変わらないか、かえって7T92Aのほうが優れているかもしれません。※ETAの安いムーブメントはタイ製です。 言い方をかえれば、SND367PCは1万円以下で売られているものの、デザイン、造り、内部ともに海外メーカーの10万円クラスのクロノと、まったく遜色がないとも言えます。 （仕様） ・ケースサイズ：（タテ）45mmX（ヨコ）38mmX（厚さ）10mm ・ラグ幅：18mm ・重量：113g ・防水：10BAR ・ムーブメント：キャリバー　7T92 ・平均月差：±15秒 ・電池：SR927SW ・電池寿命：3年

ウチのは2005年製。もうすぐ10年ですが動作は快調です。 ムーブメント　7T92 左：シチズンのライバルモデル　オルタナ・クロノグラフ 　右：セイコー　7T92-0DW0

セイコー　クロノグラフ　7T92-0DW0　Ｂ級腕時計コレクション