1990年代に発売されていたデータバンク「DB-31」です。現行モデルと同様に10キーは装備されておらず、文字板の下にあるボタン「REVERSE」と「FORWARD」を押して、テレメモなどの数字の登録を行います。
10キーを搭載しているモデルよりもデザイン的にはスッキリしましたが、電話番号を一件登録するのにも時間がかかりました。もっとも当時は10キー型のデータバンクはボタンが小さいということで、あまり評判が良いものではありまんでした。
液晶ディスプレィにはTN-FE(電界効果)型を採用。ケースはプラスチックで風防はミネラルガラス。バンドはウレタン製です。CASUOは1980〜90年代にたくさんのプラスチック製のデジタル時計を発売しましたが、オークションなどでの「生存率」はかなり悪いです。
理由としては安価な時計のために電池が切れたら、捨ててしまうことが多かった。電池を交換しても「リセット」が必要なことを知らず、故障と思い捨ててしまった。ウレタンベルトが加水分解で切れてしまう。プラスチックケースの強度があまりないため、ベルト交換の際に破損してしまった。などです。
機能はテレメモ(30件)、ストップウォッチ、デュアル時計、カレンダー、タイマー、アラームなど。時計の精度は月差は±15秒以内。電池はCR1616で電池寿命は約5年。
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