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タイメックス サファリ インディグロ

TIMEX SAFARI INDIGLO



サファリの初代モデルは1988年の発売でカレンダーを搭載していました。1989年のアメリカ映画「7月4日に生まれて」で、トム・クルーズが着用して注目を浴びたということになっていますが、これは本当に注目程度の話です。ちなみに日本では、この映画はあまり話題になりませんでした。

1992年のクリスマス商戦にTIMEXは「インディグロナイトライト」付きの腕時計を発売。1993年になるとインディグロナイトライト付きのサファリがアメリカで大ヒットとなります。そのころ私もアメリカ旅行の時にCMや雑誌でサファリを知り、日本に帰ってから探しましたが、当時はまだTIMEXを売っているお店が今よりも少なく、しかも「インディグロ・サファリ」の値段も高かったです。
ちなみに某サイトで1993年に「日本市場で空前の大ヒット」と書いてありますがこれは間違いです。

実際にヒットとなったのはアメリカの2〜3年遅れ。ドル円相場が1993年の初め125円だったのが、1995年の春には81.5円まで下がったため、サファリの価格もだいぶ安くなりました。確か1993年ごろは7000円ぐらい(定価は8800円)で、1995年に買った時は半額ぐらいになっていたと思います。
また取扱店も当初は大型店やアメ横などの専門店だけだったのが、1995年ごろには町中の時計店やスーパーでも販売していました。

当時はアウトドアブームで、オートキャンプが人気でRV車が全盛の時代。これと重なったのもサファリのヒットの要因になったと思います。またその人気にあやかってCASIOをはじめ、いろいろなメーカーからデザインをパクったモデルが発売されていました。

バリエーションはカラーが、ブラウン、ブラック、カーキ、ブルーの4色で、ベゼルのコンパスと文字板が違う2つのタイプありました。全タイプとも革製の編上げベルト(中国製)で、月差は±15〜30秒以内となっています。
現在のTIMEXの輸入はDKSHジャパンが行っていますが、当時はティーティーアイが行っていました。

電池交換は裏蓋を留めている小ネジを、精密ドライバーで外せば蓋が開きます。後は電池を交換するだけなので、作業としては難しくありません。ただモデルによってはハメ込み式の裏蓋もあります。

サファリは生産時期やモデルにより使っているムーブメントが違うため、使用している電池も違います。ただ裏蓋には電池の番号が「CR1012 CELL」「376 MA CELL」などのように書いてあります。


(仕様)
・ケースサイズ:(タテ)41mmX(ヨコ)39mmX(厚さ)10.6mm
・ラグ幅:20mm

・使用されている電池:CR1025、SR626SW、SR920SWなど
・電池の寿命・・・当時の取扱説明書では、裏蓋のCELL(電池)番号によって、寿命が違うと書かれています。
それによると「376MA」は電池寿命は1.5〜2年ですが、CR1025を使っている「インディグロナイトライト」は、ナイトライトの使用頻度によって寿命に差がでるということで書かれていません。

ベゼル・風防はプラスチック製


裏蓋はネジ止め 初期モデルに多いです

このモデルムーブメントはM649 電池はCR1025(3V)


このモデルは金属ベゼルとガラス風防

裏蓋はハメ込み式 コジ開けなどの工具が必要

ムーブメントは「643-3」で電池はSR626SW(376MA)
電池寿命は1.5〜2年





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