シチズン　クォーツ クリストロンLC

シチズン最初のデジタル液晶腕時計は、1974年の「クォーツ リキッドクリスタル」で、定価は94,000円もしました。 シチズンの液晶腕時計はその後、名前を「クォーツ クリストロンLC」と改称して発売されていきます。クォーツ クリストロンはクォーツ時計用のシリーズ名で、クリストロンの名前では他にアクログ式の時計やLED（発光ダイオード）の時計も発売されていました。LCというのは液晶（liquid crystal）の略になります。 このクォーツ クリストロンLCは発売されたのが1976年ごろで、シリーズの価格は26,000円〜38,000円。技術の進歩によりケースがスリムとなり、価格もだいぶ下がりました。このモデル（1978年製）は八角形のデザインですが、シチズンのサイトには丸形が紹介されています。 オールステンレス製で精度は月差±10秒。機能は時・分・秒/月・日切替、カレンダー月末無修正、ランプ付きです。 1970年代後半ですでに月差±10秒という精度と、厚さ7mmを達成していたのですから、当時の日本のクォーツ技術はすごかったです。この後デジタル時計は急速な低価格化と多機能化が進んでいきます。 （仕様） ・ケースサイズ：（タテ）34mmX（ヨコ）33mmX（厚さ）7mm ・ラグ幅：18mm ・ムーブメント：シチズン 9070A ・精度：平均月差±10秒 ・電池：SR721SW ・電池寿命1年

裏蓋 ムーブメント 9070A

シチズン クォーツ クリストロンLC　Ｂ級腕時計コレクション