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CASIOのタフソーラー「Wave Ceptor WVA-300」は2001年11月の発売。タフソーラーはカシオ独自のソーラー発電システムで、蛍光灯のわずかな光でも発電するソーラーパネルと、大容量の二次電池との組み合わせたものです。これに電波時計の機能を組み込み、「電池交換不要、時刻合わせ不要」としたものです。 CASIOのサイトではWVA-300について「電波時計を、世界で初めて太陽電池で駆動することに成功した」と紹介していますが、シチズンはソーラーパワー電波時計「アテッサ エコ・ドライブ 電波時計」を1999年に国内で発売しています。 実はこの時計は1996年に、ヨーロッパで発売されたソーラーパワー電波時計「アテッサ エコ・ドライブ」を日本仕様にしたものなので、CASIOが世界初という訳ではありません。 WVA-300はSOI(Silicon On Insulator)方式による省電力CPUや、超小型検波ICなどを新開発して低消費電力と小型化を実現しています。 アンテナは高感度で安定した受信を行うために、コア材にアモルファスを使用した小型アンテナを開発。 液晶パネルの下にはシールドプレートを設置して、液晶パネルが発生するノイズを抑えて、受信えの影響を軽減しています。 ケース本体はプラスチック製です。メタルのケースは電波を遮断するため、まだ当時の技術では受信感度を上げるのが難しく、プラスチックケースが採用されました。 (2年後の2003年6月に、シチズンから世界初のフルメタルケースを使用した、アテッサ エコ・ドライブ電波時計が発売されます) WVA-300は小型化するために、いろいろな技術が使われましたが、それでもケースの幅は42mm、厚さは14.3mmもありました。 その後CASIOはアンテナ・モジュールの小型化や実装方法の改良などで、2003年3月発売のWVA-400では厚さが13.6mm。2003年11月発売のWVH-100DJでは、超薄型外装構造の採用により7mmと薄型化していきます。 ネットを見るとソーラー電波時計は、CASIOやCITIZEN、SEIKOも故障の話題がとても多いのですが、WVA-300は発売から13年たってもオークションに動作品がかなり出品されています。 現在のソーラー電波時計とは違い、福島局から1日2回のみの受信ですし、機能もそれほど多くありません。このため消費電力が少ないのが良いのかもしれません。また薄型のための無理な設計もされていないのが、稼働率を高めているのかもしれません。 WVA-300の二次電池の交換は、普通のボタン型電池の交換と同じで簡単です。使われている電池はCTL1616で、Amazon、楽天、ヤフオクなどで購入できます。 取扱説明書番号は「2368」。 (仕様・機能) 自動受信は1日2回で手動受信も可。福島局対応で受信距離は約1000km。受信時間は4〜11分。電波受信が行われない場合は通常のクオーツ精度、月差±15秒以内で動作。 タフソーラーは太陽電池フル充電時からソーラー発電無しの状態で約6ヶ月稼働。 ・ケースサイズ:(ヨコ)42mmX(厚さ)14.3mm ・精度:月差±15秒以内 ・防水:5BAR ・二次電池:CTL1616 ・ワールドタイム:世界27都市(29タイムゾーン)の時刻表示 ・ストップウオッチ ・時刻アラーム ・デイカウンター ・テレメモ20件 ・パワーセービング機能 ・バッテリーインジケーター ・ライト |
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